本のレビュー『ヒトラーとナチ・ドイツ』ナチスを知るのにおすすめ本

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本のレビュー『ヒトラーとナチ・ドイツ』ナチスを知るのにおすすめ本

今回の記事では、『ヒトラーとナチ・ドイツ』のレビューをします。

ナチス・ドイツとは一体何だったのか。

ヒトラーが成し遂げたかった事は何だったのか。

本書では、数十人の弱小政党から独裁体制の確立、ヨーロッパ諸国への侵略戦争、そしてホロコーストと言う名の国家的メガ犯罪に至るまで、世界を脅かし続けた「ヒトラー」と「ナチス・ドイツ」について、その成り行きを紹介しています。

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1. 本書のポイントのサマリー

ヒトラー内閣成立を祝って行進を行う突撃隊。1933年1月30日(出典:Wikipedia)
Bundesarchiv, Bild 137-048390 / CC-BY-SA 3.0, CC BY-SA 3.0 de, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5338438による

ヒトラーとナチスのしたこと

ナチスは巧みなプロパガンダによりカリスマとしてのヒトラー像を作り上げ、ドイツ国民からの賛同を得て、ついにはヒトラーは全ての権限を掌握した独裁者となりました。

ナチス・ドイツとは一言で言えば「ドイツ国民を脅かすユダヤ人を根絶し、アーリア人の世界を作ると言う、ヒトラーの妄想の実現」と言えると思います。

1939年 ナイツはポーランドへ侵攻(出典:Wikipedia)
これを受けポーランドと同盟国であったイギリスとフランスがドイツに宣戦布告
第二次世界大戦が始まった
By Bundesarchiv, Bild 183-S55480 / CC-BY-SA 3.0, CC BY-SA 3.0 de, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5369413

独裁権により、ヒトラーが考えた法律を、国会の承認なしで制定出来るので「ユダヤ人を倒す」というヒトラーの個人的な願望が、国家的メガ犯罪を合法としました。

ドイツのベルリンが連合軍に囲まれて戦況が厳しくなり、全資源を首都防衛に向けるべき際も、アウシュビッツなど数々の強制収容所で大量のユダヤ人を虐殺したホロコーストは止まらなかったといいます。

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所

戦争が残したもの

ヒトラーは、ユダヤ人を最後の一人まで追い詰めることが今後のドイツとヨーロッパの発展に必要だと狂信的に信じていました。

連合軍との戦争に負けても、アーリア人を根絶やしにすれば、それはヒトラーにとっての勝利を意味していたとのことです。

連合軍のフランス・ノルマンディー上陸(1944年6月6日)(出典:Wikipedia)
連合軍はナチスに占領されたフランスを解放し、ベルリンへ向かった

つまりヒトラーとナチスが始めたのは、国家と国家の戦争ではなく、宗教の戦争でもなく「ユダヤ人種との戦争」だったのです。

ヒトラーとナチ・ドイツ』では、ヒトラーとナチス・ドイツの歴史を振り返ることで、現在と未来の発展と平和のための教訓を、学べることが出来ると思います。

1945年7月3日 ソビエト軍に追い詰められ破壊されたベルリン

ナチスによる迫害により、ユダヤ人がいかに過酷な環境を強いられたのか。

映画『シンドラーのリスト』でとてもリアルに描写されているので、宜しければ下のレビュー記事も見てみて下さい。

2. 独裁と戦争、多様性と平和

ナチスによるプロパガンダ
Bundesarchiv, Bild 101I-00011 / Kropf / CC-BY-SA 3.0, CC BY-SA 3.0 de, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6114680による
プロパガンダとは、特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為のこと。(出典:Wikipedia)

偏った考えは独裁を生む

ヒトラーとナチスの例により、意見の偏りは他者の排除に繋がるということを教えてくれます。

差別が容認されたり意見が抑制されると、独裁を生み悲惨な結果を招くことに繋がります。

アメリカにて
男性有色人種専用の水飲み場で水を飲む黒人男性(1950年代)(出典:Wikipedia)

人種や肌の色で差別をするのはあり得ない行為だし、自分の意見を自由に言えるのが健全な社会です。

つまり、多様性を受け入れることが人権の尊重のみならず、平和の為に絶対に必要な条件なんだと感じました。 

インターネットが偏見を倒す

私たちが生きている現代社会に目を向けてみると、これまではテレビ・ラジオ・週刊誌などが唯一の情報の発信源とされてきました。

利権やあらゆる都合により、情報はねじ曲げられ、発信出来る人も限られていて、民主主義とは言いつつまだ独裁のような社会だったのかもしれません。

しかし、今ではインターネットの発達により、YouTubeツイッターなどで個人が意見を自由に発信出来ます。

YouTubeなどの台頭は、技術発達による産物なだけでなく、より健全な社会を目指す必要不可欠なことなのかもしれません。

「一方的な意見は、独裁を生む。みんな違って、みんな良い。」

これを教訓に、このブログではこれからも偏った意見に囚われず、様々な角度から世界にとって有益な情報を発信していこうと思います。

3. 人は尊厳を守る為に戦い続ける

尊厳を守るために戦う人々

「多様性」を受け入れるということは、人の尊厳を守ることだと思います。

歴史を振り返ると、人はこれまで人間の尊厳を守る為に、それを脅かす脅威と戦ってきました。

  • ナチスに占領された地域での反ナチ抵抗勢力(レジスタンス)
  • アメリカで黒人の公民権運動を主導したキング牧師
  • アンシャン・レジームを破壊したフランス革命

人の尊厳を守る戦いの過程で多くの犠牲者が出てしまいましたが、過去の人達が命をかけて戦ったからこそ、現代の社会があるんだと思います。

(以前、フランス革命についての本のレビュー記事を書いたので良かったら読んでみて下さい。)

悲惨に目を向けて未来を良くする

連合軍によるナチスからのパリの解放(出典:Wikipedia)
歓迎するパリ市民

ポーランドやフランスを始めてとして、ヨーロッパの多くの国がナチスの占領下に置かれました。

その中で、連合国だけでなく、多くの人々が命をかけて自分の祖国や尊厳を取り戻す戦いを、ナチスに挑みました。

本書では、ナチスにあらがう人達のことは紹介されていませんが、ユダヤ人を始め、ナチスが奪ってきた尊厳は人として絶対に守るべきものです。

本書が紹介している「悲惨」に目を向ける事によって、誰もが尊重される社会が、人間として当たり前に作らなければならない環境だと改めて感じることが出来ました。

おわりに

今回の記事では、『ヒトラーとナチ・ドイツ』を紹介しました。

なかなかシビアなテーマなので紹介するのも躊躇しましたが、結果的にこのブログから何かしら有益な情報を伝えられればと思い、書きました。

グローバルに活躍する皆さんにとって、多様性の受入についてもう一度考えてもらえるきっかけになれば幸いです!

(本書以外のナチス関連の本も下で紹介しているので参考にして下さい)

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このブログでは、留学・英語スキルアップ・海外ビジネス・海外旅行など、皆様の為になるグローバルに関する様々な有益情報を発信させて頂きます。

今回はこの辺りで。

それではまた!