ナチス系映画!Amazonプライムビデオで観れるおすすめTop10
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ナチス系の映画は、じわじわ来る「恐怖」や「陰鬱」な雰囲気が、何とも言えない世界観を作っていて、エンターテイメントとしてもとても面白いです。
海外映画を観ることはグローバルに活躍する皆さんにとって、外国語を鍛えることや外国の歴史を勉強するきっかけにもなると思います!
今回の記事では、Amazonプライムビデオで観れるお勧めのナチスに関連する映画について、ランキング形式で紹介します!
第10位 ヒトラー暗殺、13分の誤算
ヒトラー暗殺、13分の誤算


1939年11月8日、恒例のミュンヘン一揆記念演説を行っていたヒトラーは、いつもより早く切り上げた。その後、仕掛けられていた時限爆弾が爆発――ヒトラーが退席して13分後のことだった。その爆弾は精密かつ確実、計画は緻密かつ大胆、独秘密警察ゲシュタポは英国諜報部の関与さえ疑った。しかし、逮捕されたのは36歳の平凡な家具職人、ゲオルク・エルザー。彼はスパイどころか、所属政党もなく、たった一人で実行したと主張。信じ難い供述の数々―。それを知ったヒトラーは徹底的な尋問を命じ、犯行日までの彼の人生が徐々に紐解かれていく。
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得点 | 74点 | おすすめの点 | ナチスが政権を取り、街の雰囲気が変わっていく様が描かれている |
映画の長さ | 1時間54分 |
公開年 | 2015年 |
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この映画は、ナチス政権当時にヒトラーの暗殺を企てた「ゲオルク・エルザー」を描いた、実話を元にした物語です。
エルザーがナチスの支配に危機を覚え、ヒトラーを爆弾で暗殺しようとするところから、映画は始まります。
この映画の特筆すべき点は、ヒトラー政権により変わっていく街や人を描写していることです。
- 敵対していた共産主義者は逮捕され、強制労働に送られる
- ユダヤ人嫌悪のプロパガンダや新聞が、街に貼られている
- ユダヤ人と関係を持った女性が、晒し者にされる
- ナチスの教育を受けた子供「ヒトラー・ユーゲント」が、人を監視している
- 人々はヒトラーに魅了され、全体主義の体制になっていく
ナチスが政権を取ったことにより、実際にドイツで起こった上記のような事が描かれています。
このような当時のドイツの奇妙な雰囲気を描写した映画は、割と珍しいと思います。
そんな変化を危険に感じ、ナチスに立ち向かったエルザー。
当時のエルザーの心境を思うと悲しい気持ちになりますね。おすすめの映画です!
第9位 ヒトラーの忘れもの
ヒトラーの忘れもの


1945年、ナチス・ドイツによる占領から解放されたデンマーク。ドイツ軍が海岸線に埋めた無数の地雷を除去するため、捕虜の少年ドイツ兵たちが駆り出された。ナチを激しく憎んでいたデンマーク軍のラスムスン軍曹は彼らに容赦ない暴力と罵声を浴びせるが、飢えや、地雷の暴発によってひとりまたひとりと命を落としていく少年兵たちを見て、次第に彼らにその罪を償わせることに疑問を抱くようになる。 やがてラスムスンは、帰郷を願う少年たちの切なる思いを叶えてやろうと胸に誓うようになるが、その先には思いがけない苦難が待ち受けていた…
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得点 | 75点 | おすすめの点 | 戦後にまで爪痕を残す、戦争の不条理な部分について触れている |
映画の長さ | 1時間40分 |
公開年 | 2016年 |
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この記事はお勧めのナチス映画について書いていますが、実はこの映画にはナチスは出てきません。
記事の主旨とすこし違うので、ランキングでは7位にしていますが、この映画は「戦争は不条理」だということを最も感じられる作品の一つではと思います。
第二次世界大戦でナチスが設置した地雷を、ヒトラー・ユーゲント(ナチスの子供達)の残党に処理させるという物語です。
正直言って、あまりの理不尽さに観ちゃいられません!
「でも、それこそが戦争なんだ」ということを改めて感じさせられます。
映画の全体的な雰囲気はとてもせつなく、思わず目を背けたくなるシーンもいくつかありますが、史実に基づいた話で実際に過去にそれが起きていたのです。
そういった過去に目を背けずに失敗から学び、未来志向で生きて行こうと感じさせてくれる映画です。
作品の「メッセージ性」は非常に高く、観た事を忘れずにずっと心に残り続けるような映画なので、是非観てみる事おすすめします!
第8位 オーヴァーロード
オーヴァーロード
第二次世界大戦下、課されたのはドイツ軍が保有する電波塔の爆破。空中戦、地上戦と続く戦場サバイバル。決死の戦いの後に、たどり着いたのはナチスの極秘研究所。そこで迫りくるのは、不死身化した人間兵器との闘い。変化する敵と共に、観る者をゆっくりと異常極まる恐怖世界に誘引していくなか、ミッション遂行は成されるのか…。 Rating R15+ (C) PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
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得点 | 76点 | おすすめの点 | 戦争のリアルな再現に加えてナチスゾンビ系も混ざるハイブリッド |
映画の長さ | 1時間49分 |
公開年 | 2019年 |
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『オーヴァーロード』は、その戦争のシーンのリアルさから、再現度の高い映画かと思いきや、途中からナチスゾンビも出てくる、ハイブリット系の映画です。
まず、冒頭のノルマンディー上陸作戦のシーンは、かなり迫力があります!
『プライベート・ライアン』で有名なノルマンディー上陸作戦では、海からの上陸に注目されがちですが、この映画では空からフランスへ侵入する空挺部隊に主眼を置かれていて、その上陸シーンの迫力はすごいです。
また、途中からナチスゾンビも出てきて、撮影のカットやキャラクターの発言・行動など、かなりアメリカ映画的な展開になります。笑
ただし、よくあるナチスゾンビ系のB級映画とは違い、その迫力は最後まで続くので、楽しめると思います!
ノルマンディー上陸作戦やナチスゾンビ系に興味がある人は、必見です!
第7位 ヒトラーへの285枚の葉書
ヒトラーへの285枚の葉書


“ペンと葉書”だけを武器に、ヒトラー政権に闘いを挑む1940年、ナチス政権下のベルリン。オットーとアンナ夫妻のもとに、最愛のひとり息子の訃報が届く。深い喪失感に駆られ、やがてヒトラー政権への不信感を募らせてゆく二人。そして、夫婦は痛烈な政権批判を記した葉書を街中に置き始めるのだが…。
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得点 | 78点 | おすすめの点 | ナチス政権下で、か弱い夫婦が武器も持たずに戦った様子が描かれている |
映画の長さ | 1時間43分 |
公開年 | 2017年 |
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ドイツ国内の、反ナチス運動を行った夫妻の「実話」を元にした映画です。
当時のナチス政権に対して不信感を持った老夫婦が、神とペンを使ってナチスと戦います。
戦時中のドイツ国内の「ナチスによる監視された社会」が良く描写されていて、同じ国民にとってもナチス政権は恐怖だったことが伺えます。
「恐怖」と「理念」の間で戦い続ける主人公の夫婦のせつなさが、とても良い味を出しています。
全体的に悲壮感が漂っている雰囲気があり、大袈裟なアクションなどは無く、静かな恐怖がとてもリアルです。
言語が英語なのが少し残念ではありますが、発音はドイツ語のようなアクセントとなっています。
『ベルリンに一人死す(Every Man Dies Alone)』という小説が原作であり、原作は「反ナチ運動を描いた作品の中で最高の本」と称賛されているとの事です。
第6位 マリアンヌ
マリアンヌ


諜報部員のマックス・ヴァタン(ブラッド・ピット)は、自分の妻(アカデミー賞受賞マリオン・コティヤール)が敵のスパイと疑われていることを知る。妻の潔白を証明し家族を守るためには、72時間以内に証拠を見つけないといけない。タイムリミットを過ぎたら、最悪の結末を自らの手で引き起こさなければならなくなる。
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得点 | 81点 | おすすめの点 | 大事な任務と、愛する家族の間に揺れる心情を描く |
映画の長さ | 2時間04分 |
公開年 | 2016年 |
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「何度涙を流せば、愛する妻を守れるのか。」
この映画の、強烈なキャッチコピーです。
第二次世界大戦における、「諜報部隊」の愛に関する物語です。
あまり多くを語るとネタバレになりますが、ドイツ・イギリス間で行われる、いわゆるスパイものですね。
エリートで命令が絶対である主人公の二人にも、任務を遂行する中で命をかけることの恐怖や、人を愛する気持ちと葛藤します。
当時ナチスと戦っていた人達も、様々な感情があったに違いありません。
派手な戦闘シーンは少なめですが、ナチス映画特有のハラハラする雰囲気があります。
その衝撃的な結末は必見です!
ブラッドピットは本当にかっこいいですね!ブラピファンは外せない作品でしょう!
第5位 わが名はキケロ ナチス最悪のスパイ
わが名はキケロ ナチス最悪のスパイ
ナチスドイツ、大英帝国、トルコ共和国の三つ巴の中を、自らの欲望と正義をかけて生き抜いた稀代のスパイ、コードネーム:キケロの数奇な運命を、実話に基づいてサスペンスフルに描いた歴史大作。歴史の裏側を駆け抜けたダークヒーローの生きざまが感動を伴う上質のエンタテインメント!
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得点 | 82点 | おすすめの点 | ハラハラドキドキの展開に当時の時代背景や政治家たちのやりとり、戦争シーンなど満遍なく描く |
映画の長さ | 2時間06分 |
公開年 | 2020年 |
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『わが名はキケロ ナチス最悪のスパイ』は、実話に基づいたスパイものの映画です。スパイものとは言え「明らかにそれは無いだろう」という度が過ぎた展開があるわけでなく、かなり現実的な話となっています。
第二次世界大戦当時のトルコとの様子を、政治や家族、そして実際の戦争シーンなど、様々な角度から描いています。
また、クラシックを多様したBGMが素晴らしく、戦争の狂気を描く中にも、お洒落な雰囲気があります。
ホロコーストなど、かなりシリアスな部分も描いているので、ナチスの存在についれ良く知れる内容となっています。
第二次世界大戦の映画は沢山ありますが、トルコ映画は珍しいですね!
なりの良作なので、お勧めです!!
第4位 帰ってきたヒトラー
帰ってきたヒトラー


この映画、笑うと危険。世界中で売れまくり!ベストセラー小説を映画化!ヒトラーが現代にタイムスリップし、人気芸人に!?ギャップに笑い、まっすぐな情熱に惹かれ、正気と狂気の一線を見失う、世にも危険なコメディ!
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得点 | 83点 | おすすめの点 | 現代ドイツを風刺的に描き、現代社会への皮肉なメッセージが込められている |
映画の長さ | 1時間55分 |
公開年 | 2015年 |
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この映画はナチスを前面に出している訳ではありませんが、ヒトラーが出てくる「コメディ映画」となります。
コメディとはいえ、「TV」や「YouTube」といったメディアを通じてドイツの現代社会を切っていくストーリーとなっており、真面目な内容となっています。
アメリカを初めとする海外では、「社会のタブー」を笑いに変えるコメディが多いですよね!
日本にはなかなか無いスタイルの映画だと思います。
また、ヒトラーに揺動されていく現代人を表現していて、社会への危険を訴えるメッセージのようにも感じました。
ヒトラーの才能について描写しているので、特にドイツ国内では賛否両論あるのかもしれませんが、エンターテイメントとして非常に面白い作品です!
タイムスリップするのでSF要素がありますが、内容が良く作り込まれていて見応えがあります。
また、言語がドイツ語であることも非常に評価が高いポイントです。
かなり有名な映画なので是非観てみて下さい!
第3位 ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦
ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦


イギリス政府とチェコスロバキアの亡命政府の指令を受け、二人の軍人ヨゼフ・ガブチーク(キリアン・マーフィー)とヤン・クビシュ(ジェイミー・ドーナン)がチェコに潜入。二人はチェコ国内でレジスタンスの協力を得てハイドリヒを狙撃する機会をうかがっていた。愛する女性との幸せな生活を夢に見て心が揺れ動きながらも、祖国のために、平和のためにハイドリヒと戦うことを誓う。しかしそれが壮絶な悲劇の始まりであった。
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得点 | 85点 | おすすめの点 | ナチスの恐怖がしっかりと描写されている/ナチスに立ち向かった人を描く |
映画の長さ | 2時間 |
公開年 | 2017年 |
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こちらは、「エンスラポイド作戦」という実際にあった事件に基づいた映画です。
エンスラポイド作戦(エンスラポイドさくせん、Operation Anthropoid)は、第二次世界大戦中、大英帝国政府とチェコスロバキア駐英亡命政府により計画された、ナチス・ドイツのベーメン・メーレン保護領(チェコ)の統治者ラインハルト・ハイドリヒの暗殺作戦のコードネームである。
(Wikipedia)
ストーリーは分かりやすいのですが、この映画の見所は何と言ってもナチスに支配されることの圧倒的な恐怖を感じれる事です!
今まで見たナチス系の映画では、一番怖かったと思います。
恐怖のシーンが多いことからR12にも指定されており、12歳未満の子供は観ることが出来ません。
ハラハラドキドキできた事から個人的には高評価をしていますが、大人でも観る人を選ぶ映画かもしれません。
「占領されるとはこういう事なんだ」と再認識させられ、自由に生きられる平和な現代へ、改めて感謝の気持ちを持てるようになります。
また史実に基づいているという所が良いですね。当時の人達は本当に苦労されたことだと思います。
ナチスの恐怖を感じたい人は必見です!!
第2位 シンドラーのリスト
シンドラーのリスト


映画史上もっとも重要な歴史映画のひとつである、スティーヴン・スピルバーグ監督作「シンドラーのリスト」。心を揺さぶる勇気と信頼の物語は、世代を超えて感動を与え続ける。ナチスによるユダヤ人大虐殺のさなか、1,100人以上のユダヤ人の命を救った、謎めいた男オスカー・シンドラー(リーアム・ニーソン)に焦点を当て、驚くべき実話に基づいた物語を描く。
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得点 | 93点 | おすすめの点 | 「人間の尊厳」とは何かについて考えさせられる作品 |
映画の長さ | 3時間15分 |
公開年 | 1993年 |
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この映画、一言で言って「傑作」です。
映画としての重要度はこの記事ではぶっちぎりの1位で、歴史に興味がない人も含めて、誰もが観るべき映画だと思います。
ナチスが行った悲惨な「ホロコースト」を、とてもリアルに表現しています。
リアルさを表現するため、あえて白黒の映画となっています。そしてその中で唯一、色のついた赤い上着を来た女の子。。
この映画は解説すればするほど陳腐化する気がするので、ぜひ自分の目で観て何かを感じて欲しいと思います。
言語がポーランド語やドイツ語で作られていたら、映画史上の最高傑作と言われていたと思います。
1つの生命(いのち)を救うものが、世界を救える
シンドラーのリストについては、以下の動画でも紹介しているのでぜひチェックしてみてください!
第1位 ヒトラー ~最期の12日間~
ヒトラー ~最期の12日間~


1945年4月20日。ソ連軍の砲火が押し寄せるベルリン。ヒトラーとその側近たちは、総統官邸の地下要塞に避難していた。もはや敗戦を疑う者はいなかったが、正常な判断力を失ったヒトラーは、わずかに残った軍勢に戦況の挽回を命じ、惨状をさらに悪化させてゆく
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得点 | 95点 | おすすめの点 | 中立的な目線で、ヒトラー最期の日々の地下要塞を描く |
映画の長さ | 2時間35分 |
公開年 | 2005年 |
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世界を震撼させていたナチスが滅びるまでの12日間を再現したドキュメンタリー系の映画で、これはナチス系映画の傑作だと思います。
ドイツ人が過去の歴史の汚点について真剣に向き合い、魂込めて本気で作った作品のように感じました。
ソ連軍に追い込まれて行くナチスの人間の様々な心理が、とてもリアルに描かれています。
特に、ナチスのメンバーが地下の要塞で「〇〇〇〇○」について語り合っているシーンには、身の毛もよ立つような思いをし、鳥肌が立ちました。
ネタバレになってしまうので、実際に観て観てください!
描写がリアルすぎて「今から70年以上前に、本当にこの瞬間があったんだ」と想像することが容易に出来ます。
言語がドイツ語なのもとても評価出来るポイントです!
ナチス映画を観るならば、絶対に外せない作品だと思います!
ナチス系で一番最初に観る映画としてもお勧めしますので、是非チェックしてみて下さい。
おわりに
今回は、「Amazonプライムビデオ
上にあげた映画はどれも間違い無いので、是非観てみることをお勧めします!
歴史を学ぶと映画も面白く見ることができます。
ナチスについて学べる本について、以下の記事で解説しているので、こちらの記事もぜひチェックしてみてください!
このブログでは、私の学生時代でのアメリカ留学の経験や海外ビジネス、またプライベートでの経験を元に、皆様の為になるようなグローバルでの情報をどんどん発信させて頂ければと思います。
たまにグローバル系の映画レビューもやります!
それではまた。