最恐のおすすめ小説『1984年』byジョージ・オーウェルの紹介!

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最恐のおすすめ小説『1984』byジョージ・オーウェルの紹介!

面白い小説を探している人はいませんか?

私が今まで読んだ小説の中で1番のおすすめは、ジョージ・オーウェルによる『一九八四年』です。

この小説は一言で言うと、めちゃくちゃ怖い本です。

私がこれまで人生の中で読んだ小説の中でも、だんどつで一番怖かったです。

むしろ小説だけではなく、映画やいろいろな設定のストーリーを含めても、この小説の世界観は「最恐」だと思います。

かなり奥が深く、この本が発売されてから数十年経った今でも、熱狂的なファンがいるほど時代を超えて愛されている小説です。

今回の記事では、最恐の小説『一九八四年』の紹介をさせて頂きます。

何か刺激的な読み物を探している人には、必見の内容となっています!

動画版はこちら!

1. 世界観の紹介:全体像

全体の設定

出典:Wikipedia

話は「第三次世界大戦」の後の世界を描いて、3つの超大国が存在します。

  • オセアニア:アメリカ、イギリス、オーストラリアなど
  • ユーラシア:ヨーロッパからロシアなどの極東
  • イースタシア:主に日本や中国などの東アジア

それぞれの国は、一党独裁制の「全体主義」の国家であり、党が国民を完全に支配していて、3つの超大国はどの国も同じような体制となっています。

永久戦争状態の世界

3つの超大国は、同盟を組んだり敵対しながら、常に戦争をしている状態にあります

主人公は「オセアニア」に属するロンドンの党で勤める男ですが、ロンドンには絶えずミサイルが打ち込まれています。

しかし「相手国を滅ぼすため」のはずのこの戦争は、実は3つの超大国の政府によるでっち上げ(かもしれない)なのです。

3つの超大国が口裏を合わせて絶えず戦争をし続けることにより、「労働力」や「資源」を戦争で浪費し、富の増加により自分たちの政治基盤が揺るがないようにする為の「永久戦争」なのです。

2. 世界観の紹介:主人公の住む国、オセアニア

主人公はオセアニアで働く

オセアニアの基本情報(出典:Wikipedia)

「オセアニア」は本小説の舞台となる国です。

オセアニアの国民は、主に「ビッグ・ブラザー(オセアニアの頂点)」「党内局(党の中枢で働く人)」「党外局(党で働く人)」「プロレ(その他の民衆)」の3つの身分に分かれています。

主人公は党内局員として、「真理省」という情報改ざんやプロパガンダを行う省で働いています。

主人公は日々、オセアニア国民に発信される情報を改ざんしたり、党にとって都合の悪い情報や人物を抹消する仕事をしています。

思考にまで及ぶ徹底的な党による支配

Big Brother is Watching You
(ビッグ・ブラザーはあなたを見ている)

ビッグ・ブラザーや党内局などの特権階級は自分たちの地位を守ため、自分たちに都合の悪い「反乱分子」を生まないために、人々の「脳」の中まで支配します

「プロレ」は戦争で消耗させ、また学が無いことにより党にとって脅威ではありません。

特権階級が支配する相手は「党外局」の人間で、党外局で働いている主人公は、それにだんだんと違和感を感じてきます。

党によるプロパガンダにより、行動だけでなく人間の「頭の中」まで支配されることの恐怖をものすごく感じる設定です。

中でも恐ろしいと思ったのが、主人公の男が拷問にかけられ、愛する女性を売ってしまうシーンです。

拷問をかけられて肉体の限界を超えて愛する人を売ってしまうのは、それは本当の意味の裏切りではありません。

しかしこの時に主人公は徹底的に心を打ち砕かれて、愛する女性を心から憎み、「その女性が悪いんだ」と心から100%信じきってしまうのです。

肉体的な崩壊ではなく、思考を完全に支配され心が壊れたときに、本当の裏切りがあります。

人間をこのように支配してしまうこのシーンには、本当ににぞっとしました。

3. ダブルシンク(二重思考)とは?

この小説の楽しむべきポイントは、ストーリーではなく「世界観」や党が国民を統制するために作り出した「概念」の理解です。

むしろ概念の理解にこそ、この小説の本質があります!

この章では、この小説を理解する上でとても大事な概念について紹介します。

ダブルシンクの概念

『ダブルシンク』は、オセアニアの国民が持ってなければならない能力で、本作でとても大切な概念の一つです。

ダブルシンクとは、作中の定義によると「相反し合う二つの意見を同時に持ち、それが矛盾し合うのを承知しながら双方ともに信奉すること」ということだと説明しています。

難しいですよね、、

簡単に言うと、「2つの矛盾していることを両方とも心から信じれる能力」です。

2+2=5

作中では「2 +2 = 5」というとても大事なフレーズが出てきます。

本来は、2 +2 は4になりますよね。

しかし、「ダブルシンク」とは、もし党が「2 +2 = 5だ」と言ったらそれを心から信じれるし、もし「3だ」と言われたら、それも心から信じれるという能力です。

つまり党は国民にこの能力を強制させることにより、党のプロパガンダが国民に完全に浸透するような支配体制を作ることができます

ダブルシンクにより思考その物を消し去る

ダブルシンクで大事なのは、心から信じるということです。

主人公が「思考警察」に逮捕され、ダブルシンクができるようになるまで拷問を受けます。

ボロボロになった主人公は、拷問を逃れるために何度も党が言うとおり「2 +2 = 5だ」と答えますが、心の底からそれを信じていないとされ、限界寸前まで拷問は続きます。

最後は心を打ち砕かれて愛する女性を心から裏切り、党を心から愛す人間に生まれ変わるのです。

そして党の言う通り、「2 +2 = 5だ」と心から信じれるようになったら、後から頭を撃ち抜かれます。

党に対する反乱的な思想を徹底的に破壊し、世界からその考えを消し去った上で最後は殺すのです。

この徹底っぷりが恐ろしいですよね!

このように、「ダブルシンク」は国民を統制させるための重要な能力の1つです。

4. ニュースピークとは

ニュースピークの概念

ニュースピーク』とは、オセアニア国において制作が進められている、英語(オールドスピーク)を基にした新しい「言語」です。

ニュースピークの目的は、「語彙」と「文法」を大きく削減することにより、国民の「語彙力」や「思考力」を制限し、党に対する反乱的な思想を芽生えさせないためのものです。

つまり、「表現する言葉が存在しないのであれば、それを頭の中で考える事はできない」ということです。

例えば、自分たちの「自由」を訴えたいときに、「自由」の意味を表す言葉が存在しなければ、自由という概念がないのと一緒です。

自由を表す「free」という言葉には、政治的に自由や、考え方の自由という意味は排除されて、「シラミからフリーである(シラミがいない)」という意味しか残されていません。

ニュースピークはニュースピーク

また「ニュースピーク」という単語自体が、既にニュースピークです。

「スピーク(speak)」という単語は動詞なので名詞には使えませんが、可能な限り語彙を減らしているので、「話す」や「言葉」という意味はすべて「スピーク」と言う単語に統一されています。

このように、『ダブルシンク』や『ニュースピーク』は、国民からの反乱を未然に防ぎ統制し、党が永久的にその権力を維持するために作られた概念なのです。

これらの「概念」こそがこの小説をとても深いものにしており、楽しめるポイントです。

5. この小説から学べること

上記のように出てくる概念はかなり難しく、またストーリーも怖いので、小説としては難解な部類に入ると思います。

読んでいて、挫折する人も多いかと思います。

しかし、私はこの小説から多くのことを学んだので、紹介させて頂きます。

全ての感情は頭の中で起きている

この小説で根幹となるのが「思考の支配」ですが、逆に現代社会の我々も「考え方」をコントロールすることで、乗り越えられる壁は多くあると思います。

例えば、周りから何かを言われて傷ついたりしても、実際は「頭の中の自分が勝手に傷ついているだけ」という考えです。

物事に対する考え方を変えれば、メンタルの健全な状態を保つことや、別の行動起こすことができると思います。

他人に思考を支配されるのはダメですが、思考を自分でコントロールする、という考え方ですね。

7つの習慣との相性

この小説で出てくる概念は、意外にも『7つの習慣』にかなり近いところがあると思います。

7つの習慣でも、何かメンタルに対する刺激を受けたときに、それを一旦受け止めて考えて、行動するということが、推奨されています。

「何か嫌なことや辛いことがあっても、それは全て頭の中で起きている事で、行動は自分でコントロールできる」と思えれば、かなり人生がポジティブに改善すると思いました。

また「ニュースピーク」の概念についても、「語彙力は思考力の向上につながる」ということには共感出来ます。

本を読むことや色々な情報から語彙力を形成する事は、自分を表現することが上手になり、豊かな人生にもつながると思います。

確かにめちゃくちゃ怖い小説ですが、このように学ぶこともとても多い内容となっています!

おわりに

今回の記事では、一九八四年について紹介させていただきました。

この小説は、私が今まで読んだいろいろなストーリーの中でも一番怖いものです。

しかし、出てくる奥深い「概念」から、人生にとって大事な「考え方」などを学べるので、ぜひ皆さんも手に取って読んでみてください

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今回はこの辺りで。

それではまた!