【負の歴史】ヒトラーとナチスとは何か?分かりやすく簡単に解説

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【負の歴史】ヒトラーとナチスとは何か?分かりやすく簡単に解説

第二次世界大戦が終了してから、2020年で75年が経過しました。

ナチスが世界を脅かした事は知っていても、ナチスが何なのか良くわからない人も多いと思います。

今回の記事では、ナチスとは一体何だったのかについて、初めて勉強する人でも分かりやすく紹介します。

1. ナチスとは一体何だったのか?

ナチスとは一体何だったのか?

ナチスとは、一言で表すと以下のような存在です。

劣勢な人種と見なした「ユダヤ人」などを排除して優勢とみなしたドイツ人(アーリア人)の世界を作るヒトラーの悲願を達成するための政党

参考になる書籍
ヒトラーとナチ・ドイツ

当時のドイツの状況

第一次世界大戦で敗北したドイツは敗戦国として、戦勝国から多額の賠償金を課されていました。

ドイツ国民は多額の借金を背負い、苦しい生活をすることになりました。

さらには1929年には世界恐慌が起こり、ドイツ国民はより一層、経済的に苦しくなってしまったのです。

「もうこんな苦しい生活は嫌だ」「強いドイツを取り戻して、どうにかして自分たちの生活を良くしたい」という考えを誰もが持っていました。

ドイツ国民は、強いリーダーシップを持って、ドイツを良くしてくれるカリスマを求めていたのです。

ヒトラーの登場

そんな状況下のドイツで、人々の心をつかんだのは、カリスマ性を持ったヒトラーでした。

ヒトラーは、とにかく演説の才能があったのです。

生活に困窮した市民に対して、ヒトラーはわかりやすい大げさな言葉を使って訴えました。

「〇〇は敵だ!〇〇を倒して強いドイツを取り戻すのだ!」といった感じで、誰でも分かるシンプルな言葉は、民衆の心にストレートに突き刺さりました。

参考になる書籍
ヒトラー演説 – 熱狂の真実

ナチスは、ヒトラーの演説の才能を存分に発揮して、市民の支持をヒトラーに集めるようにしました。

やがてナチスが政権をとり「アウトバーン」と呼ばれる高速道路の建設など、様々な政策を行い経済を復活させたことにより、さらなる指示を集めていきました

最終的には、ヒトラーは総理大臣と大統領の両方の権限を持つ「総統」にまで上り詰めたのです。

そして、ナチス以外のすべての政党が排除され、独裁が始まりました。

2. ヒトラーの真の目的は何だったのか?

ヒトラーの目的はドイツを復活させる事でしたが、そこには大変危険な考えがありました。

こともあろうか「ドイツがこんな目に遭っていうのはユダヤ人のせいだ」と考えていたのです。

ユダヤ人はなぜ嫌われていた?

当時、ユダヤ人はヒトラーやナチスからだけではなく、ヨーロッパ全体で嫌われている存在でした。

ユダヤ人がヨーロッパで嫌われていた主な理由は、以下の2点です。

  • イエスキリストを殺したのがユダヤ人、という逸話に基づいた宗教的な観点
  • 汚い仕事とされ、ユダヤ人に押し付けられた金融業で、ユダヤ人が成功を納めて大きな財を得ていた、経済的な観点

これは完全に人種差別ですが、当時はこのような考えがまかり通っていたらしいです。

ヒトラーの勝手な妄想

そしてヒトラーは、第一次世界大戦に負けたり、経済的にドイツが困窮しているのをユダヤ人のせいだと考えました。

さらには、コミュニティーの強いユダヤ人が結束力をさらに高め、いずれドイツを破壊しに来ると妄想したのです。

ヒトラーとナチスの最終的な目的

ユダヤ人の脅威を退けて、ドイツ人(アーリア人)が住む空間(生存圏)を、がヒトラーの真の目的でした。

つまり、ユダヤ人を排除してヨーロッパの人種の地図を塗り替えて、ソ連の広大な土地にドイツ人の住処を作ることをしようとしたのです。

3. ナチスは世界に何をしたのか?

ナチスはヒトラーの悲願を達成するために戦争を起こして、領土を拡大し、脅威とみなしていたユダヤ人の命を奪いました。

本来、戦争は「資源」や「土地」を奪うことを目的としている事が多いです。

しかし、ナチスが起こした戦争は、本来の戦争とはまるで違う目的・性質を持っていることがわかると思います。

人種戦争

ナチスの戦争は通常の戦争ではなく、「人種戦争」だったのです。

そのためナチスは、チェコスロバキア、ポーランドと、どんどん東へ進軍きました。

ポーランドはフランス・イギリスと同盟国だったため、西側のフランス・イギリスとも戦うことになってしまいましたが、ナチスの目的はあくまでも東です。

人種の地図を塗り替えて、アーリア人の住処を作るためにも、東への進軍が必要だったのです。

独ソ戦

やがてドイツはソ連へ侵攻し、人類の歴史の中でも最大の戦争「独ソ戦」へと発展しました。

しかし、ソ連はナチスがそれまで戦ってきた国とは全く違いました。

これまで戦ってた国とは異なるソ連の「広大な土地」と「無尽蔵の兵力」により、ナチスは返り討ちとなり、撤退を余儀なくされるのです。

参考になる書籍
独ソ戦 絶滅戦争の惨禍

ホロコースト

ナチスが戦争で優勢だった頃は、ユダヤ人を他国へ追いやったり、「ゲットー」と呼ばれる場所に隔離する事で排除してきました。

しかし、戦争が劣勢となるとやけくそになり、効率良く命を奪う方法を考え始めたのです。

そして始まったのが、「アウシュビッツ」などの強制収容所での虐殺です。

ナチスが劣勢になるにつれて、ユダヤ人の虐殺はその勢いを増しました。

戦争に負けても真の目的であったユダヤ人の排除はしなくてはならない」、という考えに至ったのです。

参考になる書籍
ホロコースト―ナチスによるユダヤ人大量殺戮の全貌

ナチスの敗北、連合国の勝利

ナチスはユダヤ人の命を理不尽に奪いつつ、東のソ連から追いやられ、撤退していきました。

一方、西からはイギリスと参戦したアメリカが連合国として攻めてきました。

最終的にナチスは、東からはソ連、西からは連合国に挟み撃ちにされ、滅んだのです。

4. ナチスが勝っていたら世界はどうなっていたのか?

第二次世界大戦でナチスが勝っていたら、世界はどうなっていたのでしょうか?

もちろん起きていないことの予想はできませんが、想像してみましょう。

ヒトラーの野望の世界規模での実行

ロシアはもちろん、イギリスやアメリカ、いずれ同盟を組んでいた日本までもナチスに占領され、ナチスが劣等とみなした人種は命を奪われていたと思います。

ナチスの目的は「アーリア人の世界を作ること」です。

通常の戦争とは違い、ヨーロッパの人種の地図を塗り替えるのが目的でした。

これはヨーロッパに留まらず、ユダヤ人の多かったアメリカにもターゲットは広がっていました。

参考になる書籍
ナチスの戦争1918-1949 – 民族と人種の戦い

世界の人種地図の塗り替え

やがてユダヤ人種はもちろん、他の人種がどうなっていたかは想像がつくと思います。

世界はナチスに支配され、アーリア人種だけの世界となっていた可能性はあるでしょう。

ナチスは本当に恐ろしく、とんでもない事をした集団だったのです。

おわりに

今回の記事では、ナチスとは一体何だったのか?について紹介しました。

歴史を学び、悲惨を繰り返さずに平和を維持する為に、一人一人ができる事を考える事が重要です。

私個人の意見としては、ナチスが生んだ悲惨から「偏った考えは独裁を生む、色々な人がいて、色々な意見があることが健全なんだ」という事を教訓にしています。

最後に、そんな恐ろしい存在だったナチスに対して、勇気を振り絞り戦った人々がいた事を紹介して、終わります。

参考になる書籍
ヒトラーに抵抗した人々 – 反ナチ市民の勇気とは何か

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今回はこの辺りで。