海外駐在として働くメリット・デメリット(メリット編)

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海外駐在として働くメリット・デメリット(メリット編)

海外ビジネスを展開している会社では、海外の拠点へ駐在するチャンスがあるかもしれません。

海外に住みながら仕事をするのは貴重な経験であり、駐在員は多くのメリットがあります

今回の記事では、一般的な会社において海外駐在員として働くメリット・デメリットについて、

ポジティブな面(メリット)を紹介します。

以下の記事ではデメリットも紹介しているので、チェックしてみてください!

1. 自社のグローバルビジネスの現場の仕事ができる

その国・地域の現場に根付いた仕事をする

みなさんは海外駐在員の仕事について、どんなイメージを持っていますか?

駐在員の仕事は「海外を股にかけた規模のとても大きな仕事」と思われがちです。

しかし実際は、グローバル全体のビジネスは本社が担当していて、駐在員はその国・地域の現場に特化した仕事をするパターンが多いかと思います。

なので駐在員は華やかなイメージとは逆に、意外にも現地に根付いた泥臭い仕事が多いのですが、実はこれは大きなメリットだと思います!

グローバルベースで海外の人と仕事をするには、その国・地域の商習慣や、現地の人の事を良く分かっていないと上手く行きません。

まさに海外駐在で経験できる現場での仕事は、現地の商習慣や人を理解するのにうってつけなのです。

客観的に海外の現場を見る

確かに、駐在でなくで現地採用などでも、海外ローカルの事情を良く知ることはできます。

しかし、駐在員は現場で働きながらも、本社側との橋渡しのような立場となるため、本社の立場を尊重しつつより客観的に海外の現場を見る事ができます

私はインド・バンガロールへ駐在し、現地のインド人の同僚と一緒に仕事をした事があります。

バンガロールでの駐在の経験を通じて「インドで今何が起きているのか」「インドの現状を踏まえ、自分は今後どう動くべきか」など、深く学ぶ事が出来ました。

インドのバンガロールについては、以下の動画をチェックしてみてください!

このように海外駐在では、会社が展開しているグローバルビジネスの現場の仕事に携わることが出来ます

現地の人と一緒に現場の泥臭い仕事をし、現地の価値観に触れることで、海外での仕事の進め方など多くのことを学べると思います。

これは今後さらに世界で活躍する人にとって、大きなメリットだと思います!

2. 仕事とプライベート共に人脈を増やせる

日本人駐在員とのコミュニティー

海外駐在のメリットの二つ目は、公使共に海外で人脈を拡大できることです。

海外では、日系企業はお互いサポートし合って現地でビジネスをしています。

日本では同業他社として競合となるような相手でも、海外では切磋琢磨しつつ協力しなければ、生き残るのは難しいです。

海外では日本商工会など、日系企業のコミュニティーがあり大抵の日系企業は加盟する事になります。

このようなコミュニティーへ参加する事により、企業のお偉いさんや、競合相手の同年代の社員など、日本では知り合えないような人と出会うきっかけになります。

海外は日本人コミュニティーはとても小さく「お客さんが自分の知り合いだった」、などは良くある事です。

日本人の海外駐在のコミュニティーは意外にも小さいです。だからこそ、横の繋がりは簡単に広げる事ができます。

外国人駐在員のコミュニティー

また海外では日本人の駐在員のための集まりだけでなく、他の国から来た駐在員も存在します。

私がインドで駐在をしていた際は、インターネーションズというサイトに登録して、インドへ駐在する世界中のビジネスマンと知り合う事ができました。

https://www.internations.org/ (インターネーションズはこちら)

日本にいる分には海外ビジネスマンと知り合うのが難しくても、異国ではお互いがマイノリティーです。

海外駐在員(海外エキスパート)という立場では、日本人だけでなく海外ビジネスマンとも価値観を共有し、交流を深められるチャンスが高くなると思います!

3. 本社から手厚いサポートが与えられる

会社が多くのことを負担する

会社から手厚いサポートを受けながら海外で仕事をするのは、駐在員の大きなメリットだと思います。

海外へ駐在するということは、もちろん本人の意思でいく場合もあります。

しかし、人事上は会社から海外に住んで仕事をする事を「命令」されている形になるのが一般的と思います。

会社の都合で駐在を命令する形になるので、社員の現地での滞在費用などは、基本的には会社が負担してくれます。

それ以外にも駐在員は様々なサポート・手当てを受ける事ができて、例えば以下のような物があります。

  • 数十万円の住宅補助(家賃が高い国ならその分高く支給される)
  • 専属ドライバーや社用車の利用、車の購入費用(通勤スタイルに応じて)
  • ハードシップ手当て(生活の困難さや危険性に応じて)
  • 子供の教育手当て(学費サポートなど)

海外旅行が好きな人からすれば、海外で仕事をする上にこれらのサポートが受けられるなんて、良い話だと思います。

駐在員に高額手当てを払う価値はあるのか?

確かにこれらのサポートは大きなメリットであり、駐在員の特権とされています。

しかし、このような駐在員の特権は今後は失われていくと予想しています。

これまでは「先進国である日本の本社から来た」というだけでエリートコースであり、他の国の人に自分のポジションが脅かされることはありませんでした。

しかし加速化するグローバル社会においは、「日本人」や「本社の人間」というだけではもはやバリューを出すことは全くできません。

今は発展途上国を含め、優秀な人材は世界の至る所にいます

そのような環境にある中で大きなコストを支払って駐在員を送り込むくらいなら、現地の優秀な社員を雇った方が合理的です。

今はどんどん駐在の枠は少なくなってきていると思います。

もし駐在する事が出来れば大変ラッキーな事だと思い、本社からのサポートに怠慢にならずに、自分の価値を出せるように仕事をするのが大事です。

おわりに

海外への駐在員として仕事をする事には多くのメリットがあります。

確かに、グローバルで活躍することを目指している人にとって、海外駐在は憧れです。

しかし駐在はゴールではなく、あくまでも通過点だと認識する事が大事です。

今後、更に活躍の場を広げるためにも、駐在という制度のメリットをうまいこと利用すると良いと思います。

またメリットは確かに多いですが、駐在することはその後の人生に大きく影響を及ぼすことなので、デメリットもしっかりと確認するべきだと思います。

海外へ駐在することのデメリットについては、別の記事で紹介しようと思います。

このブログでは、私の留学・海外ビジネス・プライベートでの経験を元に、皆様の為になるグローバルに関する有益な情報を、発信させて頂きます。

今回はこの辺りで。

それではまた!