説明が下手な人は語彙力を鍛えてコミュニケーション力を上げよう

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説明が下手な人は語彙力を鍛えてコミュニケーション力を上げよう

何かを説明しようとしても上手く表現できない、と悩んでいる人はいませんか?

もしかしたら、説明が上手にできないのは語彙力が低い事が原因かもしれません。

今回の記事では、語彙力を鍛えるとコミニケーション力も必然的に上がる、ということについてご紹介します。

1. 語彙力が上がるとコミュニケーション力が上がる

説明は難しい

「自分の考えを、言葉で上手に表現することができない」と悩んでいませんか?

自分の考えを上手に表現するには、論理的な説明が必要です。

まず結論を先にいって、後から理由を説明するなど、話の構成は考える必要があります。

しかし、それでも上手に説明できないのは、語彙力が乏しいからだと思います。

語彙力を上げると、説明が上手になり、コミュニケーション力は向上します。

例えば、自分よりかなり年下の人と話すと、会話が噛み合わないこともそうですが、相手の表現が幼稚だと感じることはありませんか?

これらはやはり語彙力が足りないからです。

人生経験を積むことは大事

人は通常、社会経験が増すにつれて語彙力が増え、コミュニケーション力も次第に向上していきます。

コミニケーションとは、結局は「言葉のキャッチボール」です。

相手の意見を聞き、自分の意見をしっかりと相手に伝えることが重要です。

人生経験を積んでいかないまま大人になった場合、語彙力にかなり乏しく、幼稚な言葉でしか表現できなくなるでしょう。

語彙力は向上させる事ができるという事を念頭に起き、しっかりと鍛えていきましょう。

2. 語彙力を鍛えるにはどうすれば良い?

人生経験が無いと、語彙力が乏しくなってしまう事は上の章で説明しました。

すなわち、「語彙力とは教養」なのです。

この章では、語彙力を伸ばす方法について紹介します。

読書をしよう

語彙力を自ら鍛えるおすすめの方法は、「読書」をすることです。

読書をしているだけで、語彙力は本当に伸びるのかな?と感じる人もいるかもしれません。

大事なことは、「語彙力は、人生経験を積むにつれて増えてくる」ということです。

「小説」でも「実用書」にしても、本は自分に新たな価値観情報を与えてくれて、その分多くの人生を経験していることになります。

とにかくあらゆる本や何かしらの文章を読むことで、自分の価値観以上の事を学び、自分が知っているボキャブラリーをどんどん増やしていきましょう。

ちなみに、本を読むならかさばらずにストックできる「Kindle」がおすすめです!

目上の人との会話の機会を増やす

また、目上の人と話すことによって、語彙力を鍛える事ができます

自分より語彙力の高い人に合わせて話す事を繰り返し、言葉を覚えていくのです。

(筆者のエピソード)

私は、高校時代は部活も所属していなく、大学もアメリカへ行ってしまったので、それまで目上の人と日本語で話す機会に恵まれませんでした。

なので社会人になってから数年間は、かなり苦労しました。

上司に何かを説明しても上司はポカーン状態

「自分は説明が下手だ」とかなり劣等感を感じていました。

しかし、やはり職場で場数を踏むことによって、語彙力が伸びて、説明も上手になっていったと思います。

今では、新入社員や学生の語彙力が少なく、説明がちぐはぐしたりするのが気になったりするくらいです。

社会人であれば上司や取引先など、目上の人と話す機会にも恵まれていると思うので、自分の語彙力の乏しさを恐れずに積極的に会話をしていきましょう。

三島由紀夫の趣味は辞書を読むことだった?

金閣寺

三島由紀夫の小説を読むと、その表現の凄さに驚かされます。

よくネットで、三島由紀夫が小学生の頃に書いた作文を紹介されますが、小学生と思えないほどのクオリティーの高さですね。笑

当然、文章の才能がある事はもちろんですが、語彙力が高いからこそこのような表現ができるのだと思います。

三島由紀夫の場合は、趣味で「広辞苑」を読んでいた、という逸話が残されています。

普段から言葉を調べるクセをつけておくと、語彙力の向上につながるかもしれませんね!

つまりは、言葉に興味を持つ事が大切です。

語彙力は、上で紹介したような方法を試しても、一晩で向上するわけではありません。

人生経験が語彙力を成長させるように、どれだけ経験を積んだかが大事なので、読書や目上の人との会話は、継続的に行いましょう

3. 語彙力に関するおすすめの本を紹介!

読書は「自分一人で」「どこでも」「手っ取り早く」「安価で」できる語彙力向上の最高の方法なので、とにかく本を読みまくりましょう!

難しいと思いますが、毎日一冊を目標に読書をする事をおすすめします!

この章では、語彙力に関するおすすめの本を紹介します。

一九八四年

“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…。二十世紀世界文学の最高傑作が新訳版で登場。

「BOOK」データベースより
内容 国民の脳まで支配する全体主義の世界を描いた小説。私が生涯で読んだ小説で最恐!
出版社(出版日) 早川書房; 新訳版 (2009/7/18)
ページ数 512ページ
アマゾンカスタマーレビュー 星5つ中の4.4(評価の数:667人中)

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一九八四年』は、生涯で読んだ中でも一番恐ろしい小説です!

この小説では「語彙力が、人の思考や行動を操っている」という事を学ぶ事ができます。

独裁国家の政府が、辞書のボキャブラリーをどんどん抹消していって、だんだんと国民の脳を支配する事が表現されています。

語彙と文法を抹消することにより、国民の思考力を制限し、党に対する反乱的な思想を芽生えさせないようにしているのです。

表現する言葉が存在しないのであれば、それを頭の中で考える事はできない、ということです。

語彙力の大切さも学べるし、単純にこの小説はめちゃくちゃ面白いので読み物として純粋におすすめ出来ます!

下の記事で詳しくフィードバックを書いているので、気になる方は読んでみてください!

語彙力こそが教養である

ビジネスでワンランク上の世界にいくために欠かせない語彙力は、あなたの知的生活をも豊かにする。読書術のほか、テレビやネットの活用法など、すぐ役立つ方法が満載!読むだけでも語彙力が上がる実践的な一冊。

「BOOK」データベースより
内容 語彙力の大切さや鍛え方についての網羅的な指南書
出版社(出版日) KADOKAWA (2015/12/10)
ページ数 248ページ
アマゾンカスタマーレビュー 星5つ中の3.7(評価の数:108人中)

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語彙力こそが教養である』の著者である齋藤孝さんは、現代における日本語・語彙のプロですね。

語彙に関してあらゆる本を出しています。

自分の語彙力の無さに、恥ずかしさを感じさせてくれる本です。

この本を読むこと自体で語彙力を鍛えられるし、その大切さについて改めて認識させられます。

これから語彙力を鍛えようとしている人は、指南書としてぜひ読んでみてください!

おわりに

今回の記事では、語彙力を鍛えるとコミニケーション力も必然的に上がるということについてご紹介しました。

齋藤孝さんの本のタイトルにある通り、語彙力は教養の高さを表しています。

大人として、ビジネスマンとして恥ずかしく無いよう、語彙力を鍛えましょう!

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今回はこの辺りで。