【海外ビジネス】海外現地社員と上手く仕事をする方法!商習慣の違い
グローバルベースで活躍する人にとって、外国人と一緒に仕事をすることは必須です。
特に異国で現地社員と働く際は、自分とは価値観が異なる事が多く、気を付けなければならない様々なポイントがあります。
今回の記事では、グローバルビジネスを円滑に行う重要ポイントとして「相手の立場に立って物事を考えること」の重要性についてお話します。
1. 外国人との価値観の違い
国による価値観のギャップ
グローバルで異国の人たちとビジネスをする際も、結局は人と人との繋がりでビジネスは進んでいくので「相手の立場に立場に立って、物事を考えコミュニケーションをしていく事」がとても大事です。
海外現地の人々と仕事する際は、価値観のギャップに驚くことがたくさんあります。
例えば、日本人は時間きっちりに対応することが得意であり、納期は守り、仮に納期に間に合わせるのが難しいのであれば、それなりの理由をしっかりと説明するのが一般的な印象です。
(※もちろん一般的な印象というだけで、全員がそうではありません!)
一方、例えばインドでは納期を意識せずに動く現地人も多く、お客様との打ち合わせにも平気で遅れることがありました。(※もちろんそういった人だけではありません!)
しかし、これを日本人的な考えで「悪いこと」と見なすのは早とちりです。
筆者のインドでの体験談
私のインドでの経験ですが、お客様との打ち合わせの際にインド人技術担当者が、打ち合わせに2時間遅刻したことがありました。
その言い訳が「道が混んでて」ということでしたが、それには本当に度肝を抜かれました。
確かに、インドでは地下鉄が皆無なので皆バスや自分の車・バイクで移動せざるを得ないし、道路もところどころ陥没していたりと、決して快適に移動できるような環境でないです。
なので移動に時間がかかるのは仕方ないと言えば仕方ないのですが・・・それにしても、日本でなら15分程度で済む距離の移動に、2時間もかかるのはひどいだろう!・・・と思いました。
しかし、そのインド人社員が到着した後、大した問題で無いかのように遅れた本人もお客様側も特に気にした様子もなく打ち合わせが2時間遅れで始まりました。
これが、ある意味現地でのビジネスのスタイルなのです。
逆にとても重要な案件だと理解した際には、インド独自の連携プレーなんかもして圧倒的なパフォーマンスを残します。
すなわち、現地の商習慣に対する深い理解が大切なのです。
私が駐在で住んでいたインドのバンガロールについては、以下の動画で紹介しているので、是非見てみてください!
2. 価値観の違いを乗り越えるために、一人ひとりが出来ること
ギャップを分析し、それを埋めるように行動する
このように、海外現地の環境・文化・価値観の違いにより日本でビジネスをする際には発生しえない事が多発しますが、それにいちいち驚いていたり、日本人のやり方に正そうとしても上手くいきません。
もし、自分の働き方と現地人の働き方にギャップがあるのであれば、そのギャップが何によって生じているのかを分析し、その結果によって自分の行動を変えていく必要があります。
例えば、現地担当者がやる気がないので約束を守らないのであれば、なぜやる気がないのか、どのような条件であればやる気を出してくれるか、相手の感情・意図を察してアプローチを変えていく必要がります。
もしかしたら、自分の仕事のやりがいや社会的重要性に気づいていないのかも知れないし、あるいは仕事に見合った給料が貰えていないという不満があるのかも知れません。
現地では現地の商習慣に合わせる
また、日本人では驚くようなことが現地で習慣的に行われていた際は、現地の商習慣に自分たち(日本人)が合わせていく必要があります。
海外現地で現地の社員と働く際は、日本人の価値観を押し付けるのではなく、必ず相手の立場に立って物事を考え、まずは自分の行動を変えていくのが大事だと思います。
そうすることにより、マルチカルチャーでチームを作って働く際に、相手からの信頼を得やすくなると思います。
自分や日本人の価値観はあくまでも固定観念としてとらえ、現地の商習慣を尊重し、自分自身が変わるように努力しましょう。
おわりに
今回は、海外現地社員と上手く仕事をするための方法として、相手の立場にたって考えることの重要性について紹介しました。
グローバルで働くと、自分や日本の価値観とは異なるマルチな環境で、仕事を円滑に進めていく必要があります。
自分がそのギャップの間にたち、その間を埋められるような人材を目指していきましょう!
このブログでは、留学・英語スキルアップ・海外ビジネス・海外旅行など、皆様の為になるグローバルに関する様々な有益情報を発信させて頂きます。
今回はこの辺りで。
それではまた!