【重慶マンション】アジアンカオスな香港の迷宮の魅力を紹介!
香港の魔都とよばれる「重慶マンション」をご存知ですか?
重慶マンションとは香港のネイザンロードにそびえ立つ、格安ゲストハウスを中心に、両替店やレストランなどが入った「雑居ビル」です。
昔は危険な場所であった「香港の迷宮」、しかしここはバックパッカーの聖地とも言われており、世界中の旅人のロマンが詰まった場所になっています。
今回の記事では、香港のカオスな迷宮「重慶マンション」の魅力を紹介します!
1.重慶マンションの魅力①奇異な構造
重慶マンションの不思議な構造
重慶マンションの魅力は、何よりもその建物の奇妙な構造です。
普通の雑居ビルとは異なり、重慶マンションはかなり複雑な構造をしています。
土台として商店や宿泊施設などの入る3階立ての立方体のビルがあり、その上に更に独立した5棟のビルが立つ構造となっています。
下の図がマンションの3階部分を、上から眺めた図の想像図です。
なかなかカオスな構造ですね!
上の図で言うところの3階の屋上(?)の部分に降り立つと、以下の画像のような景色が広がっています。
重慶マンションが迷宮たる所以
3階より上はおそらく全てゲストハウスになっていて、宿泊者はそれぞれ自分の予約したゲストハウスに向かうと思います。
しかしエレベータに乗る際は、基本的には特定の1台のエレベータでしか、目的の場所に直接たどり着けない構造になっています。
なので、建物の中は非常に迷いやすく、これが「迷宮」と呼ばれている理由です。
しかも想像してみてください。
香港の蒸し暑さの中怪しい外国人に囲まれ不安を感じ、エレベーターもかなりノロノロなので常に渋滞、やっとの思いで自分の部屋にたどり着く。
なんとも言えない冒険気分。疲れた。。これこそがまさに旅のロマンですよね!
以下の動画では、私が2009年頃の古き良き重慶マンションを彷徨っている様子です!ぜひチェックしてみてください!
2.重慶マンションの魅力②人々が集まる場所
アジアンカオスの象徴
重慶マンションは、バックパッカーのバイブルと呼ばれる小説『深夜特急』の舞台となった場所です。
深夜特急は、著者がその昔バックパッカーでロンドンを目指した、実話に基づいて書かれた小説です。
実はこの深夜特急には「ドラマバージョン」もあって、大沢たかおさんが主役を務めています。
このドラマで大沢たかおさんは、香港のロケの際に重慶マンションの「ドラゴン・イン」で宿泊したと噂があります!
これに憧れて私も重慶マンションのドラゴン・インに宿泊しました!
上の写真ではシャワールームに窓はありますが、これを開けるとただの壁です。
昼間も日が差さずに、部屋のオレンジ電気だけで過ごす。
とても生活しやすい空間とは言えませんね。。
また、香港にはかつて「九龍城砦」と呼ばれる、スラムがあったらしいです。
この九龍城砦は、『ブレードランナー』などのダークな近未来、またはサイバーパンクな世界観のモデルになったとも言われています。
香港には昔はこういった怪しい雰囲気が沢山あったとのことですが、今ではすっかり綺麗な場所になってしまいました。
そして重慶マンションは、そんな九龍城砦の面影を残す数少ない場所です。
こういった「重慶マンション」や「九龍城砦」の雰囲気は、色々な映画や物語に影響を及ぼしており、訪れた事はなくても映画などの媒体で目にしたことがあり、その雰囲気に懐かしさを感じる事もあるでしょう。
人種のるつぼ
重慶マンションは、世界中のバックパッカーや商人が集ま人種のるつぼです。
そこでは当然、様々な国のコミュニティーが形成されています。
いくらそういった場所であっても、自分たちにはあまり関係のない場所であり、「全く行く必要が無い」と思う人もいますよね。
しかし、実はこの重慶マンションにある両替所は、香港一レートが良いと言われており、重慶マンションに興味がなくても、旅行中に訪れる機会があるかもしれません。
重慶マンションは、昔よりはだいぶ治安は良くなりました。
しかし重慶マンションに限らず、世界は危険に満ち溢れています。
もし重慶マンションに訪れてみたいという人は、くれぐれも安全第一で行動してください。
おわりに
今回の記事では、香港のカオスな迷宮「重慶マンション」の魅力を紹介しました。
重慶マンションは、私にとっては非常にロマンを感じる場所です。
こういった場所で新しい景色を見たり刺激を受けることが、「もっと広い世界を見てみたい」と思うきっかけになるかもしれません。
もし香港に旅行に行く機会があれば、必ずしも安全とは言えないので中に入るところまではあえておすすめしませんが、重慶マンションを外から眺めてみるのも良いでしょう。
今回の記事の動画バージョンはこちら!
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今回はこの辺りで。
それではまた!