精神的に強い自分を作るための振る舞いを学べるおすすめの本3冊
嫌なことが起きたり、メンタルがやられてしまいそうなシチュエーションは誰にでもありますよね?
そんな時に、思い出してほしい考え方があります。
それは、「起こる事象に対して、自分の振る舞いは変えられる」という考え方です。
今回の記事では、強い自分を作るために、どう振る舞うかを教えてくれるおすすめの本3冊について紹介します。
豆腐メンタルで傷つきやすい人は、これらの本から新しい考え方を知れると思うので必見です!!
① 7つの習慣 人格主義の回復
7つの習慣本書は1990年に初版が出版されたときにセンセーションを巻き起こしており、以来1,000万部以上を売り上げ、ビジネス書として今でもベストセラーを続けている。著者のスティーブン・コヴィーは、国際的に高い評価を受けるリーダーシップ研究の第一人者。真に成功を果たすには個人としての有効性と職業としての有効性をバランス良く備えることが重要だと認識しており、それを反映して本書は、この2つの領域でより効果的に行動するための手引書となっている。ここで引用される具体例では、ビジネス上の課題を題材にしたものと同じくらい家庭内における状況を数多く取り上げている。
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内容 | 世界的に有名な自己啓発系のベストセラー本で、人生を豊かに生きるための習慣を紹介 |
おすすめな点 | 小手先のスキルに頼るのではなく、人格を鍛えるところに重きを置いている |
ページ数 | 560ページ | アマゾンカスタマーレビュー | 星5つ中の4.5(評価の数:934人中) |
本のフィードバック
世界的に有名な自己啓発本『7つの習慣』は、人生を豊かに生きるための「人格形成」に重きを置いた本です。本書では「人生の豊かさ」を得るためには、資産やものをたくさん持っていることではなく、「誠実さ」「謙虚さ」「勇気」など、人間の内面を鍛え「人格主義」をつら抜くことが最も大切だと主張されています。
豊かな人生を手に入れるための大事な習慣が7つに分類されていて、特に1つ目の習慣の「主体的であること」が、自分のメンタルを強くするには最も大切です。
人は何かから刺激を受けた際に、それに対してどう反応するのかは、自分自信で主体的に決めることができます。
例えば友人から傷つくような事を言われたとしても、自分を傷つけているのは相手の言葉ではなく、傷つく事を受け入れた自分自身です。
「悲しい」や「苦しい」と思うのか、あるいは「何とも思わない」のか「ハッピー」に思うのかなど、自分の振る舞いは、自分自身に選択できる権利があるのです。
それこそがまさに「人間らしさ」であると、著者は語ります。
学び:自分が影響を及ぼせる範囲にだけ力を注ぐ
世の中は必ずしも1+1が2になるわけではなく、理不尽なことが起きますよね。
一生懸命生きていても、もちろん悪いことも起きます。
しかしそのような出来事は勇気を持ってふみこえて、自分が影響を及ぼせるところにのみ力を注いで行動するべきです。
過去に起きた出来事は変えられないので、どう足掻いても影響及ぼすことはできません。
しかし、過去を自分がどう捉えて自分が今後どう行動するかは、影響を及ぼすことができます。
自分が影響を及ぼせない部分にいちいち反応したり、落ち込んでいては自分の人生が無駄です。無視しましょう!
何か辛いことや嫌なことが起きてもその事象を考えすぎずに、自分が行動を及ぼせる範囲に対してのみ考える。そんなことを教えてくれる本です!
② 夜と霧
夜と霧わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。
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では、この人間とはなにものか。
人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。
人間とは、ガス室を発明した存在だ。
しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ。
「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。
内容 | ナチスの強制収容所に実際に収容された、著書の体験に基づく本 |
おすすめな点 | 強制収容所における極限状態の人間の真理を、心理学者からの観点から語る |
ページ数 | 184ページ | アマゾンカスタマーレビュー | 星5つ中の4.6(評価の数:727人中) |
本のフィードバック
『夜と霧』は、ユダヤ人で心理学者のヴィクトール・フランクルがナチスに迫害を受けて、5年間ものあいだ強制収容所に収容された際に体験に基づいた書籍です。「言語を絶する感動」と評されていて、世界の名著です。
ナチスの強制収容所におけるただの体験記ではなく、心理学者としての観点から、絶望の状態にある中の人間心理に踏み込み、それがこの1冊の本に凝縮してあります。
「飢え」や「寒さ」の中で過酷な労働を強いられ、それがいつ終わるのかが分からない。
そんな絶望的な状況の中で人間が見つけたのは、「精神の自由」でした。
人は強制収容所に人間をぶちこんですべてを奪うことができるが、たったひとつ、あたえられた環境でいかに振るまうかという人間としての最後の自由だけは奪えない
ヴィクトール・E・フランクル
そのような絶望的な状況の中でも、「人々の精神的な反応の1つ1つは、それぞれの内心の決断の結果であった」とフランクは言います。
学び:いかに振るまうかを選択する自由がある
ヴィクトール・フランクルが発見した人間の真理は、今を生きる全ての人が参考にできることです。
どのような嫌なことや苦しい・悲しいできごとでさえも、そのような環境の中で自分がどう振る舞うかは、自分で決めることができます。
現代を生きる私たちも、普段から大変な境遇の中で生きています。
家族や友人との付き合いや同僚とのコミュニケーション、明日を生きる経済状況や、将来に対する不安など、毎日あらゆることと戦っています。
そのような毎日をどう振る舞うかは、自分で決める自由があるのです。
嫌なことが起きたらそのままくたばるのか、未来の幸いのためにそれを利用するのか、それは私たち自身が決められるという事を学べるでしょう。
③ 1984年
一九八四年“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…。二十世紀世界文学の最高傑作が新訳版で登場。
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内容 | 架空の独裁(全体主義)国家を扱った外国の小説 |
おすすめな点 | 脳まで支配される人々の様子から、人の「意思」とは何かを学べる |
ページ数 | 512ページ | アマゾンカスタマーレビュー | 星5つ中の4.4(評価の数:505人中) |
本のフィードバック
ジョージ・オーウェルによる最恐の小説『一九八四年』は、架空の全体主義国家において、独裁政党が人々の脳まで支配している世界観を描いています。架空の独裁国家「オセアニア」では、党にとって都合の悪い情報は改ざんされて、党の方針にそぐわない人間は反逆罪として蒸発(いなかった存在になる)させられます。
この小説、マジで怖いです!
今までいろいろな本を読んできましたが、この本がダントツで1番恐い本でした。
ストーリーの中では、「痛々しい描写」も少しありますが、この本の本質はそういった恐さではありません。
信じていたものを徹底的に打ち砕かれて、人間らしさを根こそぎ剥ぎ取られてしまうような恐怖です。
永久に希望がなくなってしまった人間の、「儚さ」のようなものを感じます。
学び:全ての事象は脳の中でのみ起きている
この小説では、「すべての事象は脳の中で起きている」という概念があります。
何か怖いことや楽しい事が起きたときでも、世界が実際にそうなっているのではなく、自分の脳の中でそう感じているだけという考え方です。
小説では主人公が拷問を受けて、「痛み」や「恐怖」から逃げるために仲間を裏切るシーンがあります。
しかし、これは痛みや恐怖から逃れるためであって、本当の裏切りではないと主人公は主張します。
これも『7つの習慣』の「主体的である事」や、『夜と霧』における「振る舞いの選択」の概念に似ていますね。「どんな世界であっても、頭の中の感じ方は自分で選ぶことができる」ということを教えてくれます。
(しかしこの小説の恐怖は、その脳の中にある最後の権利までも奪われてしまうところにありますが)
もし嫌なことや辛いことが起きても、それは自分の脳の中の世界がそうなっているだけだと捉え、その感じ方を変えるように自分に言い聞かすと良いでしょう。
おわりに
今回の記事では、強い自分を作るために、どう振る舞うかを教えてくれるおすすめの本3冊について紹介しました。
物事に対して、どのように振る舞うか、どのように考えるかは自分の自由です。
考え方一つで気が楽になれば、その逆もあります。
メンタルがあまり強くないという人は、自分の振る舞い方について、これらの本から学んでみては如何でしょうか。
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今回はこの辺りで。
それではまた!