賃貸vsマイホーム!グローバル人材はどっちに住むべき?
社会人になって、経済的に余裕ができたり家庭を持つようになると、家を買おうか悩む人が増えてきます。
その際に必ず「賃貸にすべきか?マイホームを買うべきか?」という論争がされますが、グローバルに活躍している人はどう判断するべきでしょうか。
今回の記事では、グローバル人材にとっては賃貸とマイホームのどちらが良いのか、について解説します。
1. 賃貸vs持ち家の論争の答えは?
資産と負債
賃貸とマイホームのどちらが良いのか考える際は主に、ざっくり言うと以下が論点の大きなポイントだと考えています。
- トータルの支払いコストはどちらが割安か(金銭面)
- どちらがに住めば人生をより豊かに過ごせるか(メンタル面)
ここでいきなり結論ですが、賃貸が良いか持ち家が良いかについて、答えはありません。
賃貸vsマイホームの論争がなされる時に「持ち家は資産になるけど、賃貸は家賃を払っても残らないので勿体無い」と言う主張が必ずあります。
しかし、ロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん 貧乏父さん』という有名な資産運用の本では、持ち家は負債だと紹介されています。
この本では、資産とは買った瞬間にお金を生む物だと定義しています。
しかし持ち家の場合はローン・金利・修繕費などが発生し、継続的にお金が出て行ってしまうので、資産ではなく負債になってしまうのです。
未来のことは誰にも分からない
持ち家のローンを払い終えて売却した際も、災害や経済低迷の影響により全く利益が出なかったり売れない場合もあります。
反対に、日本の不動産マーケットが爆上がりして、莫大な利益が出ることもあります。
つまり今からローンを払い終える数十年後の未来を想像するなんて不可能です。
家を投資として見なすのであれば、どちらが有利かは誰にも確信は持って言えることではないのです。
以上のことを踏まえ、どちらに住んだ方が良いかはどのような人生を歩みたいのかを含めて総合的に判断することが大切で、多くの知識が必要となります。
賃貸vsマイホームの専門家としての意見を知りたい場合は、以下の本がおすすめです。
マイホーム価値革命 2022年、「不動産」の常識が変わる今後の不動産市場の展望や不動産業界の裏事情など、マイホームに対する感情論も含めた現実的な見解を示しています。
初心者でも分かりやすく書いてあるので、ぜひ読んでみてください。
2. グローバル人材におすすめするのは賃貸
それでは、仕事で海外と関わっていたり海外旅行に頻繁に行くようなグローバル人材には、どちらがおすすめでしょうか?
上で述べた通り確実なことは何も言えませんが、私はグローバル人材には賃貸がおすすめです!
その理由としては、グローバル人材は農耕民族では無く、狩猟民族であると考えているからです。
グローバル人材は狩猟民族
狩猟民族とは、主に野生の動植物の狩猟や採集を生活の基盤とする民族のことです。
動植物は同じ場所にいては狩り尽くしてしまうので、新しい獲物を見つけに常に移動し続ける必要があります。
グローバル人材の生活や働き方もこれに似ていて、特定のエリアで生活の基盤を持ったり仕事をするのでは無く、場所に囚われず状況に応じて移動していきます。
例えば、仕事であれば海外駐在に行ったり、日本国内を毎日のように出張に出る人もいるでしょう。
また、仮に海外出張や旅行に頻繁に行かない人でも、変化する環境に自分が合わせて住む場所を変えたり、逆に自分の心の状態によって環境を変えたいと思うかも知れません。
つまり、新しいことを常に追い求めるスタイルには、一定の場所に囚われない賃貸がおすすめです、移動すること自体がドラマになると思います。
家を買うことは農業に似ている
一方、家を買って自分の持ち家にすることは、農業に似ていると思います。
農業は災害などの影響を受けず気候の良い場所を見つけて、時間をかけて野菜を育てていきます。
家もこれと同じで、駅からの距離や築年数・間取りなどを精査したり、数十年にわたるローンの計算や支払いをして、時間をかけて持ち家を自分の物にしていきます。
持ち家の場合は、家が立った時の感動や自分の物になると言う所有感など、家を持っていること自体がドラマとなります。
生活環境に変化があって移動が必要になった際は、家を売りに出すか貸し出す相当な労力が必要となります。
このように流動性が無いのが難点です。
一定の地に安住するよりは、新しいことを常に見つけたい人には、環境変化や移動に伴うリスクの少ない賃貸をおすすめします!
3. 賃貸vs持ち家は一生に一度しか持てない人の議論
一般的なサラリーマンにとっては一生の買い物となる
これまで、以下2点を私の見解として述べました。
- 未来の不動産マーケットはどうなるか分からないから、賃貸かマイホームのどちらが良いかは断言できない
- グローバルに活躍する人は、生活の基盤を一定の場所に囚われずに移動が容易となる賃貸がおすすめ
上の2点は、私を含む一般的な収入・資産を持つ人向けの見解となります。
家は数千万円もするので、生涯賃金が3億円程度の普通のサラリーマンにとっては家はいくつも購入できるわけではなく、一生の買い物になるかと思います。
だからこそ悩ましい問題なんですよね。
なぜそこまでレバレッジをかけられるのだ?
経済の世界では、借金で投資額を倍増させて大きなリターンを期待することを「レバレッジ」と呼びます。
例えば、仮に100万円しか持っていなかったとしても、レバレッジを3倍にすることで300万円を投資することが可能となります。
この場合、株価が購入時より10%値上がれば、100万円で投資したときは10万円がリターンだったところ、30万円ものリターンが期待できます。
逆に10%下がった場合は30万円マイナスになるので、レバレッジはリスクがとても大きい物となります。
マイホームの場合は、自分の持っている資産の何倍も多額のローン(借金)をして家を購入するので、これはレバレッジ以外の何物でもありません。
グローバル人材はいっそのこと金持ちになれ
収入が数百万円しかないのにレバレッジ(ローン)をかけて数千万円もの取引(マイホーム購入)をするのは、リスクが大きすぎると思います。
収入や資産がかなり大きくなり、家がいくつも買えるという人にこそマイホームと賃貸を使い分けて運用していくのが良いのかと思います。
少ない資金でギリギリの攻防をどう制するか悩むより、資産を大きくするように活躍した方が手っ取り早いかも知れませんね。
つまりは、グローバル人材は賃貸か持ち家かで悩むのではなく、そんなこと悩まないくらいに圧倒的に成功するのを目指すのが良いのではないでしょうか!
上で紹介した金持ち父さん 貧乏父さんでは資産運用のあり方全般について紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
おわりに
今回の記事では、グローバル人材にとって賃貸とマイホームはどちらがおすすめかについて、紹介させて頂きました。
賃貸かマイホームのどっちが良いかは誰にも分からないですが、個人的には賃貸をおすすめしています。
ただし、あくまでも家の購入や資産運用は自己責任ですので、たくさん情報収集をして自分にとってベストな選択をするべきだと思います。
このブログでは、留学・英語スキルアップ・海外ビジネス・海外旅行など、皆様の為になるグローバルに関する様々な有益情報を発信させて頂きます。
今回はこの辺りで。
それではまた!