アメリカの一流大学を最短で卒業する方法!就活スタート編

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アメリカの一流大学を最短で卒業する方法!就活スタート編

日本の大学へは行かずに、海外大学への進学を考えている人はいませんか?

これまで私のブログでは、アメリカの一流大学を最短で卒業する方法について、シリーズ化して紹介してきました。詳しくは下記の記事をチェックしてみてください。

既に海外の大学に在籍している人の中には、卒業するにあたって、海外現地ではなく日本での就職を考えている人もいるかと思います。

今回の記事では、アメリカの大学を卒業して日本で就活を行った私の経験を元に、海外大学生(特にアメリカ)の日本での就活事情についてお話します。

今回は「就活スタート編」です。ぜひ、就活でスタートダッシュを切って、希望の企業から内定を勝ち取りましょう!

1.日本の悪しき風習「新卒至上主義」について

日本の就職活動をする上でまず厄介に思うのは、日本の特異文化「新卒至上主義」です。

これまでの日本の就活の指針は経団連が決めており、「3月にエントリー受付開始」「6月に面接などの選考開始」など、スケジュールが組まれています。

これまで学生は、基本的に経団連のルールの元に就活をしなくてはならず、在学中の学生を「新卒」、既に大学を卒業している人を「既卒」と区別し、採用活動は行われてきました。

グローバルな視野を持っている皆さんからすれば、このような日本の古き伝統には嫌気がさすと思います。

このような日本の悪しき伝統については、今後皆さんのようなグローバル人材が日本の社会を変えて行けば良いと思います。

特に既卒になってしまうと(事実は分かりませんが)就活で不利になると噂されており、少なくともこれまでは就活を最大限有利に進める為には「経団連の指針通りにする方が無難」でした。

2.【朗報】海外大学卒は既卒でも問題とされない。更に経団連の指針変更!

アメリカのボストンでは、毎年秋にアメリカ留学生のための就活イベント
「ボストンキャリアフォーラム」が行われる
https://careerforum.net/ja/

さて、海外大学の学生が、日本の就活スタイルに合わせられるのでしょうか?

そもそも海外への正規留学生が、大学在学中に新卒として就職活動をするには、かなり無理があります

在学中に就職活動するには、夏休み・冬休みなどの長期休暇に、一時帰国してその間だけ就活するか、

あるいはボストンキャリアフォーラム(アメリカ)など、海外で開催される日本の就活イベントに参加するしかありませんでした。

このように、長期休みの期間中や特定イベントだけでしか就活出来ないなんて、とても不利です。

また、ボストンキャリアフォーラムなどでは200社程度参加しますが、そもそもアメリカにいない学生もいるし、自分の行きたい会社が来るとも限りません。

しかし、私の経験上、海外大学を卒業し帰国後に就活したとしても、海外大学卒業の人は既卒ということで就活で不利になることはまずありません

上で述べたように、海外にいながら日本で就活するのは無理があるし、大学の卒業時期も人によってバラバラなことを、企業側も良く分かっています。

なので海外大卒は、新卒か既卒かを基本的には問いません。(流石に、卒業後数年経った人などを新卒と全く一緒には出来ませんが)

私の場合、12月に大学を卒業してから日本に帰国し、既卒のまま1月から就活を始めました。

内定が出てから10月に入社するまでの間は無職の状態でしたが、採用側もそれを全く問題視していませんでした。

なので海外大学在学中の方は、日本の就活タイミングについて過剰に心配する必要はありません。

また朗報ですが、就活ルールが廃止となるニュースがありました

経団連会長、就活ルール廃止を発表

2021年現在、そのルールは結局廃止になっていなく大きな変化は見れません。

しかし、経団連がこういった発表をしたことにより、前よりは自由な就職活動ができるようになり、日本の大学生にとっては勿論、海外大卒にとってもますます自由に就職が出来る時代となると思います。

3.海外大学生は就活仲間を作るのは大変!

ボストンキャリアフォーラム前日
街を見に行った

一方、海外大学生にとって大変なのは、日本の就活仲間がいないことです。

日本の大学に通っていれば、大学のサークルのメンバーやクラスメートなど、周りを見渡せば自分と一緒に就活をしている人が殆どだと思います。

しかし海外大学は、周りは外国人で日本の就職活動のことなど全く関係のない人ばかりで、一人で日本の就活を(それも場合によっては海外にいながら!)戦うことになり、とても心細くなります

なので海外大学にいる人も、日本での就活の為にも日本人の仲間を見つけておいた方が良いです

海外大学にいると、英語を学びたいが為に日本人とつるむのを避けるようになり、日本人を完全に排除する人もいますが、やはり日本の価値観を共有し会える仲間はとても大事だと思います。

私の場合、ボストンキャリアフォーラムで惨敗し疲れ果て、サクラメントへの帰りの飛行機内で感傷に浸っていた時に、同じくリクルートスーツを来た日本人男性に偶然知り合いました。

その後、彼とは就活でやりとりして良い情報交換が出来たばかりでなく、それぞれ別の会社に入社してから今日まで頻繁に連絡しあっており、今でも親友です!

出来れば同じ大学内に同じ境遇の日本人仲間を見つけるのがオススメですが、難しければSNSなどを通じて見つけるのも良いかと思います。

就活で一緒に戦った仲間はあなたの財産になります。

海外大学にいても、日本人の仲間を見つけておくことをオススメします!

4.海外大学卒だからといって、それだけで有利になるとは限らない

海外大卒は英語を始め、語学力には優れている人が殆どかと思います。

また、海外で培った反骨精神多様な環境への適応能力は、確かに企業によって評価される可能性が高いです。

私は苦労を知っている分、海外大学卒という経歴は確かに輝かしいものだと思いますが、残念ながら海外大学卒だからといって有利になるということは、あまりありません

そればかりか、日本の大学では支援が容易に受けられる就活センターやOB訪問などが存在せず、海外大卒は限られた情報で就活しなくてはならないことが多いです。

私の場合、ボストンキャリアフォーラムや、日本の帰国後に就活をしてエントリーシートを出したのは50−60社もあると思いますが、その中で内定が取れたのは5社程度しかありませんでした

海外大卒だからと行って簡単に内定が取れるのではなく、結局は地道な「自己分析」や「志望動機の深堀」「企業研究」がとっても大事だと思います。

これはどこの大学を出ても同じです。

なので海外大在籍中のみなさんも、焦らずに且つ楽観的になりすぎずに、就職活動に望んで頂ければと思います。

終わりに

今回の記事では、アメリカの大学を卒業して日本で就活を行った私の経験を元に、海外大学生(特にアメリカ)の日本での就活事情についてお話しました。

海外大卒にとっても、日本での就職活動は薔薇の道です。

しかし、海外での経験がある分、会社に入社してからも仕事の幅は大きいはずです。

しっかりと戦略を立てて、就活を突破しましょう。

今回の記事では就活に対する心構えのような内容でしたが、別の記事で「自己分析編」「エントリー編」「面接編」「入社編」を紹介します。

このブログでは、留学・英語スキルアップ・海外ビジネス・海外旅行など、皆様の為になるグローバルに関する様々な有益情報を発信させて頂きます。

今回はこの辺りで。

それではまた!