アメリカの一流大学を最短で卒業する方法!第4回〜コミカレ奮闘編〜
私は学生時代にアメリカのサンタモニカカレッジ(短期大学)へ入学し、その後カリフォルニア大学デービス校(四年制大学)に編入し、卒業しました。
サンタモニカカレッジへの入学から四年制大学を卒業するまでの期間を、トータルで3年3ヶ月間で終えました。
周りの人と比べてみても、かなり早く卒業出来た部類に入ると思います。
私が行ったアメリカの一流大学を最も効率良く最短で卒業した方法について、シリーズ化して紹介しています。
今回の記事はシリーズ第4弾、短期大学(コミカレ)奮闘編について、ご紹介させて頂きます!
1. 全てのクラスでAを取ろう
有名大学への編入は高いGPAが求められる
四年制大学へ編入する際は、主にコミカレでのGPA(学業成績)が合格の基準となります。
有名大学への編入は、もちろん高い平均GPAが要求されます。
大学によって違いはありますが、一般的にGPAはAの成績を取ると4.0、 Bは3.0、Cは2.0、Dは1.0、F(落第)は0.0のように推移します。
つまり、全部のクラスでA評価を取ると、平均GPAは4.0となります。
例えば、とても人気なカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のエコノミックスメジャー(経済学)へ編入するとします。
私がサンタモニカカレッジに所属していた2010年台前半頃は、GPAは3.85が足切りラインと呼ばれていました。
平均GPAが3.85ということは、コミカレ在学期間中に20クラス専攻する場合、わずか3クラスだけしかBを取る猶予がありません。
残りの17クラスはAを取る必要があります。
これでギリギリのレベルです。
つまり人気の大学へ編入する為には、コミカレでのクラスにおいて全てAを取る気持ちで望まないとほぼ不可能、ということが分かります。
これはとても大変なことです。
コミカレ中は修行のように過ごす
厳しい現実に気が滅入ることもありますが、これを乗り越えることが出来れば選択枠が広がり、自分が切望している四年制大学への編入が可能となります。
だからこそ、戦略的に良い成績が取りやすいクラスを専攻することや、仲間を見つけて一緒にクラスを乗り越えることがとても重要になるのです。
自分の将来の可能性を広げる為にも、コミカレ在学の2年間は修行だと思って、全てオールAを取る気持ちで臨みましょう。
2. シラバスを熟読しよう
シラバスの大事なポイントは評価制度
クラスで良い成績を取る為には、良い成績を取りやすいクラスを専攻するだけでなく、そのクラスの評価制度をしっかりと確認し、クラスで評価される行動をする必要があります。
アメリカの大学では、授業の初日にシラバス (Syllabus) と呼ばれる、講義・授業の計画が必ず配られます。
そしてシラバスには、大抵の場合クラスの評価方法が書いてあります。
授業の評価方法について、例えば以下のように書いてあります。
- 週次クイズ(20%)
- 中間テスト(20%)
- 期末テスト(20%)
- 授業への積極的な参加(30%)
- エッセイ(10%)
- A: 90%以上、B:80%以上、C:70%以上、D:60%以上、F(落第): 60%以下
シラバスはクラスの攻略本
この評価制度を見ると、授業への積極的な参加が成績に非常に大きなウエイトがかけられていることが分かります。
このように、シラバスにはそのクラスの攻略方法が書いてあるのです。
シラバスを熟読するば、良い成績を取る為の戦略を立てることが出来るようになるので、しっかりと読み込みましょう。
3. 授業はスキップせずに、全て出席しよう
クラスを休むのはありえない
アメリカの大学の場合、授業は絶対にスキップ(欠席)しない方が良いです。
特にアメリカの大学では、上で述べたように授業への積極的な参加が重要となるケースが多いし、抜き打ちのクイズが行われることもあります。
授業に出ていないと、良い成績どころかクラスをパスすることすら厳しいです。
私の場合、アメリカの大学生活を振り返ってみてクラスを欠席した記憶がありません。
緊急の場合以外は授業を欠席することをせずに、皆勤賞を狙いましょう。
日本とアメリカの大学のクラスの違い
先日「日本で皆勤賞の制度を廃止する学校が増えてきた」というニュースを目にしました。
最近は変わりつつありますが、これまで日本は文化的に休まないことを良いこととされた風潮があるようです。
日本ではこれまで小中学生などは皆勤賞が良しとされていたようですが、大学になると途端に、出席することを重要とせずテストも凄く簡単で、ほぼ何もせずに単位が取れるようなクラスが存在することがあります。
日本の大学では、他人の代理出席により自分が出席したことにする裏技や、出席が取られないクラスの場合はテストだけ受ければ良いというパターンもあります。
日本の大学は学生に教育をする事を目的とせず、研究をすることに一番の主眼が置かれているので、学生の未来を考える熱意のある教授が少ないのではと思います。
一方、アメリカの場合は状況は異なります。
アメリカの大学教授は熱意を持っていて、学生に教えることに誇りをもっているような人が多いように感じました。
授業の時間外でもオフィスアワーという自分の部屋を開放する時間を設け、その時間は学生の相談に乗ってくれます。
手厚い対応をしてくれる教授の授業だからこそ、良い成績を取ることはもちろん、教授から多くを学ぶ為にもクラスへは休まずに参加しましょう。
4. 息抜きすることを忘れずに
普段のストレスを解消する方法を知っておく
この記事では、中々厳しい事を書いたと思います。
しかし、これが四年制大学へ編入することの現実であり、アメリカの大学は卒業するのが難しいと噂される理由です。
アメリカでの学生生活では、良い成績を取ろうと毎日プレッシャーを受けることになると思います。
しかも、異国でそれをするとなると、かなりのストレスが溜まるので、しっかりと息抜きをすることが大切です。
コミカレの生活では週末も勉強に追われることが多いと思いますが、時間を見つけてストレスを解消できる事をして下さい。
趣味に時間を費やしたり、買い物や街の観光に出かけたり、恋人を作るのも良いと思います。
羽を伸ばしすぎるのは禁物!特にお酒は気をつけよう
私の場合、サンタモニカのビーチのすぐそばに住んでいたので、週に3回くらいはビーチ沿いを走っていました。
また、週末は仲の良い台湾人の友人の家に遊びに行って、一緒に日本料理を食べに行ったりしました。
気を付けた方が良いのがお酒で、私の場合近所の日系スーパーでサッポロビールが格安で手に入ったので、週末は浴びるようにビールを飲む日もありました。
今思えばよっぽどストレスが溜まっていたんだと思いますが、泥酔する程飲むことも良くあったので、本当に身体に良くない事をしていたと思います。。
ちなみにアメリカではお酒が飲めるのは21歳からで、私が留学開始したのは20歳だったので、しばらくお酒が買えずに大変苦しい思いをしました。笑
年上の人と仲良くなって自分の代わりに買ってもらったりして何とかやり過ごしましたのを覚えています。
勉強をしていると異国に来ていることを忘れがちですが、たまには海外旅行へ来た気持ちでその国でしか出来ない事をどっぷりやるのも良いと思います。
ストレスは禁物ですので、しっかりと息抜き出来る時間を作って下さい。
おわりに
アメリカ留学公式ガイドブック今回の記事では、コミカレ奮闘編について紹介させて頂きました。
アメリカでのコミカレの生活はかなり苦しいです。
全てオールAを取る気持ちで臨のは大変なことで、かなりのストレスがかかります。
授業も大切ですが、健康にはくれぐれも注意してください。
それではまた。