【登山】初心者が富士山を登頂するのは可能?おすすめの準備を紹介!

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【登山】初心者が富士山を登頂するのは可能?おすすめの準備を紹介!

最近は、若い人でも登山をする人が増えてきたと思います。

富士山は外国人にも大人気で、登山中などは意外と国際交流の場になります。

グローバル人材は、人生で一度は日本一の山「富士山」に挑戦してみては如何でしょうか?

今回の記事では、「初心者でも富士山の登頂は可能か?」という疑問への回答と、私の登頂の経験から初心者に向けたアドバイス、について紹介します。

次の夏に富士山に挑戦したいと思っている登山の初心者には、必見の内容となっています!

1. 初心者でも富士山は登頂できる?

八合目付近にて 大自然の恐怖

初心者がいきなり挑戦するのはキツすぎる

まず「登山の初心者が、富士山を登頂するのは可能なのか?」という事について回答します。

初心者にとって、富士山の登頂は絶望的にきついです。

初心者の私にとっては本当に富士山はきつく、正直言って死ぬかと思いました

富士山は若い人からお年寄りまで人気で、「遠足気分」で考えている人も多いかもしれません。

私も当初、東京の「高尾山」のようなハイキングを厳しくした程度だろう、と甘く考えていました。

しかし富士山はやはり「日本で一番の高さ」の山です。

私は二日に分けて「ご来光」を見るツアーで挑戦したのですが、20人ぐらいのツアー客で、登頂できたのは半分の10人くらいでした。

私の参加したツアーでは、子供や年配の方はほぼリタイヤで、学生や若手の人たちしか達成できなかったのです。

※※楽観的な考えは命の危険がありますので、十分に注意してください!

王道の吉田ルート

八合目付近にて

登山コースについては「吉田ルート」と言う、初心者向けかつ王道のコースがあるので、そちらを選ぶようにしましょう。

吉田ルートでも充分きついですが、初心者が登頂できるとしたらこのルートが一番可能性があります。

吉田ルートは、「五号目」の停留所までは車で行き、五合目から頂上まで歩いて登るコースです。

私の場合、二日に分けて登頂したのですが、初日に「八号目」に到達した際にはすでにボロボロの状態でした。

二日目には山頂に行くにつれて道はゴツゴツと岩肌にとなり、最後の数百メートルはかなり過酷です。

一瞬でも気を許せば、ひっくり返って頭を打つ可能性があるので、本当に危ないです。

吉田ルートでも頂上にたどり着く頃には虫の息になると思いますが、しかし、その時の達成感は計り知れないでしょう。

2. 失敗談と初心者への重要なアドバイス

前の章では、初心者でも富士山の登頂は何とか達成できることを伝えしました。

しかし、初心者の富士山への挑戦には危険がたくさんあります。

この章では、初心者の皆さん向けに重要なアドバイスをさせていただきます。

超重要① 何回か登山の練習をしよう!

いくら登山の初心者と言えど、最低でも何度かは登山やハイキングなどをして備えるべきだと思います。

再度アナウンスしますが、無謀な挑戦は命の危険があります!

欲を言えば、数年かけて何度も低い山に登って練習したり、走ったりして圧倒的な体力をつけることが望ましいです。

私の場合、数年間一度も登山をせずに、またその他にもロクな運動しないまま富士山に挑戦しました。

すると当然ですが、富士山では体力が絶望的に持ちませんでした。

何とか登頂はできたものの、「もう二度と登りたくない!」と思うほど疲労困憊となり、あまりに過酷だったため寿命さえ縮まったと思います。

本当に危険な行為でしたね。

事前に圧倒的な体力をつけることが、もちろん望ましいです。

しかし、もしそのような時間がなかったとしても、少なくとも3〜4回は他の山で登山をしてみて、十分に感覚をつかんでいくことが大切です。

オフィシャルサイトで、おすすめのハイキング練習コースを紹介しているので、チェクしてみてください。

富士登山練習のおすすめハイキングコースはこちら

超重要② 荷物は少しも油断してはならない

荷物に関しては、「必需品」と呼ばれる持ち物には一切の妥協をしてはいけません

持ち物については、オフィシャルサイトの公式見解を見ましょう↓

富士山の必需品(必ずチェックしましょう!)

これらの荷物は、絶対に持っていってください。大事なのは「妥協しない」と言うところです。

私が失敗したのは、「バックパック」をお金を惜しんで新しく買わずに、自分で持っていたリュックサックで挑戦したことです。

サイズとしては問題なかったのですが、問題はリュックサックには「腰のベルト」がなかったことです。

登山用のバックパックには腰のベルトが付いていて、バックの重さを肩だけでなく、腰に逃がすようにもなっています。

つまり、体全体でバックを背負う感じです。

しかし私のリュックには腰のベルトが無く、肩だけで全ての荷物を背負うことになってしまいました。

荷物の準備の段階では、これが後でどれだけ致命的なことかを理解していませんでした。

そして後になってリュックによって体全体が疲労し、苦しめられたのです。

荷物には絶対妥協してはいけません!

持ち合いのもので間に合わせるのでなく、ちゃんとしたものがないのであれば買いましょう

超重要③ ご来光は目指すな!

そしてもう一つ大事なのが、初心者はご来光を目指さないほうが良いと言うことです。

ご来光を目指してしまうと、登山中に「精神的」および「物理的」な制限が多くなります。

私は「ご来光を見るツアー」で行ったので、その一番の目的は山頂でご来光見ることでした。

登山した日が「山の日」だったので頂上付近が混むことが予想されており、ご来光見るために山小屋出発したのは、朝3時です。

そして予想より早い4時半頃には頂上に着いてしまい、今度はご来光を見るために延々と頂上で待ち続ける事になりました。

真夜中のアタック
極寒の中ご来光を待つ

明け方の山頂は真夏とは言えど、ものすごく寒く、風が吹き荒れる中、遮るものもありません。

太陽を震えて待ち、本当に絶望でした。

「ご来光を見る」など、何かの目的に縛られると、それだけ過酷な状況に追い込まれることになります。

ご来光をあきらめると言う事だけでなく、厳しければ登山自体を諦めるという柔軟な決断が重要です。

まずは無理をせず、「安全第一」でいきましょう!

3. 持っていって良かった・持っていかなくて後悔した物

山小屋 軽食や水分が買えるが高額

持ち物の必需品は下のURLで確認しましょう!

富士山の必需品(必ずチェックしましょう!)

この章では、私が特に感じた「持っていって良かった物」「持って行かなくて後悔した物」について紹介します。

先に述べたバックパックは、持って行かなくて後悔した物の代表ですね!

強めのヘッドライト

私が持っていって良かったのは、「明るい光を放つヘッドライト」です。

ヘッドライトは持っていくのが当たり前ですが、ポイントは「明るめの」ということです。

真っ暗闇の中で登る事も出てくるので、懐中電灯はなるべく明るい方が良いです。

暗い中で登るので精神的にも疲れていると思いますが、光が強いと力がみなぎる気がします。

※ただし、あまり明るすぎると他の人の迷惑にもなる可能性もあるので、常識の範囲内で調整しましょう。

ストック

そして「ストック」も持っていくことをおすすめします。

私は富士山へはストックを持たずに挑戦したのですが、ストックがあるとないとでは体力の消耗に雲泥の差があることを後で知りました。

ストックが一本あれば、足が3本になるような感覚です。

上級者用のアイテムだと思わずに、初心者だからこそもっていきましょう!

水分・糖分

私の場合、ポカリスウェットの500ミリリットルを多めに持っていきました。

しかし、その分バックパックが重くなってしまったので、逆に一部は富士山で購入するのもありです。

最低限は自分で持って行くことをお勧めしますが、足りなくなったら現地で購入すると荷物を減らせるでしょう。

また、登山中は景色を楽しむこと以外に「次の休憩所でお菓子を食べるぞ」ということがモチベーションにつながるので、食べ物を多く持っていくことはおすすめです。

特に、キャラメルなど「甘いもの」は必須ですね。

また、山小屋でカップラーメンを食べたいと思人も入るかもしれませんが、富士山ではお湯も有料となるので注意です。

百円玉の小銭・大きめのお金

富士山ではトイレは有料だし、山小屋で何かを買うときにも割と高めのコストがかかります。

100円玉の小銭は、なるべく多く持っていったほうが良いです。

また、大きめのお金もいざという時には必要です。

登山中にリタイヤとなった際、馬に乗って下山することになります

私も、何度か山を登っている最中に、上から馬に乗って降りてくる登山客を見ました。

この馬が、確か四万円くらいの費用がかかります。

いざと言う時には必要となるので、大きめのお金も持参することをお勧めします。

おわりに

今回の記事では、初心者でも富士山の登頂は可能なのか、また私の登頂の経験から初心者に向けたアドバイス、について紹介しました。

富士山は、日本で一番高い山です。

十分な準備をしなければ登頂は難しいし、命の危険もあります

私のように楽観的な行動はせずに、しっかりと下調べや前準備をしてから臨みましょう!

今回の記事の動画バージョンはこちら!

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今回はこの辺りで。

それではまた!